『負けヒロインが多すぎる!』第6巻では、2巻以降目立った話がなかった焼塩がメインの話となっております。
玉木先輩たちの卒業式を控えた2月の終わりごろ。
焼塩に誘われ、温水は2人でデートへと出かけます。
綾野に恋した焼塩に新たな恋心が芽生えるのか?
他のヒロインたちも、それぞれ温水への気持ちが垣間見えるシーンがありますので、胸キュンありで注目です。
それでは、ネタバレを含んだ解説を紹介していきます。
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負けヒロインが多すぎる6巻の要約
負けヒロインが多すぎる6巻の要約について紹介しています。
焼塩の告白
卒業式を控えた2月の終わり頃。
月之木先輩が大学に合格したということで、文芸部の部室でパーティーが開催されました。
参加していた焼塩から、突然デートに誘われた温水。
デートということで緊張するも焼塩と楽しい時間を過ごします。
このデートでは文芸部員+佳樹に監視されていました
デートの締めに、素敵な景色と恋人繋ぎをした、焼塩から陸上部も文芸部も一緒に辞めて帰宅部にならないかと誘われます。
その後、焼塩とちゃんと話すことが出来ず、卒業式を迎えることに。
卒業式後の並木道。
焼塩は月之木先輩と話したことで、勇気をもらい、温水に答えを聞かせてほしいと伝えます。
いろんな想いに悩む焼塩出した答えではあるものの、陸上を続けて欲しいと自身の想いを伝えた温水。
もっとわがままでもいいのではないかと、説得を試みると焼塩から100メートル走での勝負を挑まれます。
ハンデはあるけどね
当然、温水勝ったら焼塩は陸上部&文芸部残留。
負ければ文芸部を辞めて焼塩と2人で帰宅部
どっちに転んでも温水にそんな損害なさそうだよね
勝負の行方と焼塩の気持ち
100メートル走の練習を、八奈見と小鞠と共にするもイマイチな感触
そんな中、馬剃の提案で中学では陸上部だった放虎原に指導してもらうことに。
そんなこともあり、焼塩を思ってなのか、嫉妬してなのか、小鞠と八奈見は焼塩の気持ちを応援することにします。
文芸部で何故か孤立しながらも放虎原の指導の結果、目標タイムを超えていると太鼓判を押され、温水は焼塩との勝負に挑みます。
走り出した温水をぐんぐん追いかける焼塩。
追いつかれそうになるも精一杯走りきった温水は意識を失ってしまいます。
保健室で目を覚ました温水に、焼塩は陸上部を続けることを伝えました。
勝負は温水の勝ちってことかな
帰宅部になっていたら、温水と一緒に楽しく過ごしていたのだろうと語ります。
そして陸上を自分のやりたいように続けると宣言し、中距離に転向し、全国を獲るから温水見ていて欲しいと伝えるのでした。
3月の最後の日に、玉木先輩と月之木先輩へ部誌を渡し、お見送りしした文芸部一同。
小鞠への誕生日プレゼントを渡した温水へ浮気というワードを発したことに、八奈見や焼塩が反応し、最後は文芸部らしく女子3人に振り回される温水。
玉木先輩が卒業し、まとめ文芸部員がいなくなったことで、今後が不安になるのでした。
温水は焼塩と付き合うの?
焼塩は温水をデートに誘うものの、付き合うまでの関係にはなっていません。
しかし、初デートで温水はかなりドキドキしたことを八奈見に告白しています。
焼塩が自分を異性として好きなはずがないという先入観が温水にあるので、ストレートに思いを伝えたらもしかしたら2人が付き合った可能性もあったかもしれませんね。
ヒロインたちと温水の関係の変化
温水と付き合う可能性のあるヒロインたちの、関係性について今巻で起きたことを含めて紹介していきます。
※原作6巻までの温水の告白についての記事はこちら
八奈見杏奈
だんだんと八奈見の嫉妬も大きくなってきた印象ですね。
しかし、卒業式前にバスケ部の元キャプテンに呼び出された話をするも温水の関心が惹けてなかった様子。
志喜屋さんとの話や焼塩とのデートについてもかなり分かりやすく嫉妬するようになりましたね。
焼塩家でケーキをあーんしてもらえなかった際にも温水を睨むも、焼塩に温水とそういうのではないと伝えています。
しかし、当初は名前を知っているだけのクラスメートだったのに対して、1-C最後の日には、八奈見に悪くないと言わせるまでに関係を深めた事実は確約されました。
クラス替えで、袴田と姫宮との関係にまだワンチャンを期待している感のある八奈見らしさもありますが…今巻では、他のヒロインたちに比べてあまり進展はなかったように感じます。
※八奈見が誰とくっつくのかについて予想した記事はこちら
小鞠知花
今巻では他人の心配ばかりする温水に対して小鞠は衝撃の告白。
「だ、だから、お前のことは━━私に心配、させろ」
負けヒロインが多すぎる!第6巻~2敗目~涙の数だけ湿っぽい
これはかなり言うには、勇気のいる言葉ですよね。
捉え方によっては、相手にほぼ好きですって言っているようなもので。
そして、ラノベ好きなのにその気持ちが分からない温水。
鈍感系は綾野だけかとおもったけど、最近の温水は酷い
焼塩との勝負で、小鞠と八奈見ではなく生徒会の力を借りた温水に浮気者と言ったことからも小鞠の温水への気持ちは確定的ですね。
100メートル走の練習をする温水にドリンクを作って届けるなんて健気。
胸キュンですね。
あとは焼塩に温水への想いを聞かれた際に玉木先輩との差を言っていたことから、小鞠の温水への気持ちが玉木先輩を超えたら告白があるかもしれません。
そして最後に小鞠へこっそりと誕生日プレゼントを送るのはサプライズ感があって良かったですね。
焼塩とのデート中に買ったのはいかがなものかと。
焼塩檸檬
温水を初めて「デート」という単語を用いて、誘った焼塩。
恋人繋ぎをするなど、温水自身もデートを楽しんでいました。
しかし、作中小鞠に温水との関係を聞かれた際に、好きだと認めつつもそれは友達としてだと言います。
けれど焼塩は、文芸部と陸上部を辞めた後の未来を想像した際に、温水と一緒にいることで楽しい学園生活を満喫するのだと語りました。
そして、最後は温水が髪の長い女性が好きだということを知ってなのか、自身の髪を伸ばす宣言を温水にします。
温水はこの言葉の意味を全然理解してなかったけどね
焼塩は、八奈見たちにもこの時の話を隠したことから、髪が伸びたら温水争奪戦に参加確定なのかもしれせんね。
好きな男の子の好みに合わせた髪型にしたいなんて、焼塩の乙女心に胸キュンです。
焼塩の恋についての記事はこちら
馬剃天愛星
月之木先輩に毒されてきているのか今回も勘違いと鼻血を出すことが多かった印象です。
小抜先生や志喜屋さんからはすっかり鼻血を出す子と認定されている。
温水へのLINE交換アピールは、ゴミ箱にスマホを投げ捨てているなど、ほぼギャグパートになっていましたね。
後に、スマホ使うシーンがあったから、無事に回収出来たようです。
100メートルのトレーニングもほぼ放虎原が担っており、温水との関係を進展させるイベントとしてはLine交換に成功したということだけでした。
Line交換はできたのは凄い進展だと個人的には思うのですが、周りのヒロインたちは既に交換済みなので、登場が遅かった分出遅れ感は否めません。
志喜屋夢子
志喜屋さんは、やっぱり月之木先輩が大好きなようです。
玉木先輩がいるのにワンチャン狙っているかもしれません。
今回は、志喜屋さんとはあまり絡みがなかったですが、2人で夜空をみるというロマンチックな夜を過ごしましたね。
この時の会話で、温水が誰にでも優しくすることに志喜屋さんは、少し嫉妬しているように感じました。
やはり志喜屋さんも月之木先輩との関係修復が出来た事への感謝もあり、異性として温水のことを意識しているのかもしれません。
だからこそ、夜中に出かける温水の後を追いかけ、帰り道には抱っこを要求してきたのでしょう。
好きでもない人に抱っことは言わないよね
おんぶはでも不満だったみたい…
ツワブキの第2ボタンと第2リボン
今巻で新たに付き合っているのが卒業生同士だと第2ボタンと第2リボンを交換するという伝統があるようです。
温水も袴田にこの話を聞いて、驚いていました。
そして、玉木先輩はこの伝統を忘れて、第2ボタンは月之木先輩ではなく知らない1年生元へ。
月之木先輩に怒られることを悟った玉木先輩は温水にボタンを何とかしてくれないかと依頼します。
その結果温水の第2ボタンは玉木先輩のブレザーへと取り付けられるのでした。
ってことは温水の第2ボタンは月之木先輩の元に行ったのかな?
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姫宮華恋の勘違い
勝ちヒロインである姫宮華恋は、前巻のバレンタインで、温水が八奈見の作ったソフトボールチョコを学校見学会にきた中学生には出せない。
責任をもつという言葉に、八奈見への想いが固まっていると勘違いしました。
焼塩のことで温水を問い詰めた際に、八奈見と付き合っているのに浮気は良くないと注意します。
八奈見は再び告ってもいないの温水にフラレることに
これを2人で全否定したことから、姫宮は自身が勘違いしていたのだと気づくのでした。
前巻の伏線が見事に回収されましたね
『負けヒロインが多すぎる』オススメ購入方法
『負けヒロインが多すぎる』オススメ購入方法について紹介します。
DMMブックスでの購入
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まとめ
今回は負けヒロインが多すぎる6巻の要約に加えて、温水と付き合う可能性のあるヒロインたちとの関係について紹介しました。
『負けヒロインが多すぎる!』第6巻の内容をまとめると…
- 月之木先輩の大学合格祝いの打ち上げで、焼塩にデートに誘われる
- デートの最後に部活を辞めて、一緒に帰宅部になろうと誘われる。
- 玉木先輩と月之木先輩の卒業
- 焼塩と部活の継続を賭けて、100メートル走の勝負をすることに
- 放虎原の力を借りて、練習をする
- 勝負の末、温水が勝利。焼塩は文芸部と陸上部を続けることになります。
そして、温水と付き合う可能性のあるヒロインたちも八奈見、小鞠、志喜屋さんはそれぞれ関係が深まっているのが感じられるシーンがありました。
月之木先輩と志喜屋さんのやり取りや、倉田部長との絡みなど、書き切れていない話も盛りだくさんなので、是非原作をチェックしてみてください。
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次巻の『負けヒロインが多すぎる』の7巻の要約についてはこちらをチェック。
前巻の『負けヒロインが多すぎる』の5巻の要約はこちらから読んでみてください。
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