「ギルます」の愛称で親しまれ、第27回電撃小説大賞で、金賞を受賞した『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』。
2025年にはテレビアニメ化も決定しています。
『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』2巻では、受付嬢として日々忙しく働くアリナが、残業を回避する為に、冒険に挑んでいく姿が描かれています。
百年祭という一大イベントを舞台に、デマ情報の発生や魔神との激闘を展開し、物語はさらにスケールアップ。
アリナ自身のスキルや心の成長、仲間たちとの絆も深く描かれ、見どころ満載です。
この記事では、2巻のあらすじを振り返りつつ、感想や物語の魅力に迫ります。
※本記事では、ネタバレ内容を含みますのでご注意ください。
『ギルます』2巻のネタバレ要約
『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』2巻のネタバレを含む要約について紹介します。
百年祭参加への道のり
今年も開催される百年祭。
イフールのギルド受付嬢3年目となるアリナ・クローバーは、業務が忙しく、残業続きで今まで参加できたことがありませんでした。
業務増加により、残業が続く主な要因は以下の通りです…
- 新ダンジョンの発見
- ダンジョンボス攻略寸前の駆け込み需要
- 特別な期間に設けられる特別報酬
百年祭の期間中はこの3つ目の特別報酬を、ギルドが設ける為、受注業務が繁忙を極めます。
冒険者たちはこぞってクエストを受注し、彼女は山積みの書類と戦いつつ、定時で帰れない日々。
一方、クエストを請け負った冒険者たちは、祭りを楽しんだ後にクエストを遂行するという状況が続いていました。
しかし、過去2年の経験から、アリナは「今年こそ定時で帰り、百年祭を堪能する」と決意。
その闘志は燃え上がります。
受注数の増加
受付業務をしていたアリナは後輩のライラと、百年祭前にも関わらずクエスト受注数が急増していることに疑念を抱きます。
新ダンジョン発見などのニュースもないのに、受注が増える理由は見当たりませんでした。
翌日、大量の冒険者がギルドを訪れ、こぞってクエストを受注。
なんとか対応を終えたアリナは、残業中の膨大な書類の山を目にして激怒。
後輩ライラを残し、処刑人の姿でギルド本部に乗り込みます。
ギルドマスターのグレンを問い詰めると、原因は「神域スキルが手に入る」というデマ情報が流れていることが判明。
冒険者たちはこの情報に踊らされ、必死にクエストを受注していたのです。
デマの出どころ
業務増加の原因であるデマを流した犯人を突き止めるため、アリナはジェイドたちと共にダンジョンへ向かいます。
犯人と接触し戦闘が始まりますが、その中にルルリがかつて一緒のパーティで戦ったアイデンの姿があり、ルルリは動揺。
その隙に犯人たちの一部を取り逃がしてしまいました。
ルルリの心の傷
ルルリのスキルがまだ覚醒する前の冒険者の時、ボス戦での敗北が原因で、メンバーから責任を押し付けられていました。
ロウは「ダンジョンでの出来事はルルリだけの責任ではない」と励ましますが、ルルリは納得しきれない様子です。
ジェイドの新技と魔神核の秘密
ジェイドは次に魔神と戦うため、新たな技術「複合スキル」を試しますが、その負担で倒れてしまいます。
医務室で休むジェイドの元に研究員シェリーが現れ、解析した魔神核を手に驚愕の事実を明かします。
魔神核には複数の神域スキルの魔法陣が描かれ、殺害数に応じてスキルが強化されるというのです。
いざ、百年祭へ
ジェイドの協力とグレンによる特別報酬中止の決定で、アリナはついに念願の百年祭へ参加。
祭りを心ゆくまで堪能します。
裏クエスト発見と魔神の再来
グレンが情報屋ギルドから手に入れた裏クエストは厳重に保管されるも、犯人により盗まれ受注されてしまいます。
アリナは、再び魔神討伐へ向かうことに。
今回の魔神は2体同時に出現し、さらに合体能力を有する強敵。
ジェイドの複合スキルとアリナの新たな力で奮戦し、一時はアリナも重傷を負ってしまいます。
しかし、ルルリの決死の回復とアリナのスキルが進化し、遂に討伐に成功します。
百年祭の終幕
魔神の襲撃で中止となった百年祭は、1週間後に1日のみ開催。
3日間堪能出来なかったことを悔やむアリナですが、ジェイドや仲間たちと共に楽しいひと時を過ごし、満足感を得るのでした。
ギルます2巻の感想
『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』2巻は、アリナの強い意志と成長が印象的です。
百年祭を楽しむという目標のために奮闘する姿には共感が生まれます。
緊張感を生む魔神との戦いは物語の大きなアクセントとなり、ラストの「巨神の破鎚」が黄金に輝く場面は胸を熱くする名シーンです。
彼女のスキルが神域スキルを超越するものである可能性が示唆され、今後の展開がますます楽しみになります。
仲間たちにも焦点が当てられ、ルルリの過去やジェイドの新たな挑戦など、それぞれの成長が丁寧に描かれています。
特にルルリが過去の苦い経験と向き合いながら成長する姿には心を打たれるものがありました。
百年祭が一時中止になる展開は残念ながらも、その後の温かな時間が心に残り、人間関係の描写が一層魅力的に感じられました。
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『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』2巻では、アリナの「受付嬢」としての立場と「冒険者」としての挑戦が絶妙に絡み合い、物語がさらに奥深くなっています。
日常と非日常、ほのぼのとした場面とシリアスな戦いのバランスが見事で、ページをめくる手が止まりませんでした。
また、デマの発生から魔神の襲撃までの緊迫感のある展開が、読者を引き込む要素として際立っています。
『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』2巻は、シリーズの魅力がさらに進化した一冊です。
アリナの頑張りに元気をもらいたい方や、冒険ファンタジーが好きな方にはぜひ読んでいただきたい作品です。
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